2012年 お茶+B級グルメの旅 10月2日星期二
シンセン隠密行！
尖沙咀 唯一麺家
グランビルロードを尖沙咀東に向かい、
カーナボン道を右折、右手にある一つ目の袋小路、
尖沙咀の厚福街ハウフックストリートにあります。
シンセンでご飯を食べる気はまったくないので
シンセンへ行く前には、必ずここで腹ごしらえ。
飲太は熱豆漿10HK$。
私が頼んだのは鹹豆漿13HK$。
油條を頼んだら、ありませんでした。
隣の大陸人は、持ち込んでいました。
Okかい？
姿飯を昼のおにぎりとして買います。
今年気になったのは大陸人。
若い大陸人の傍若無人な振る舞いに辟易します。
あのきついオバサンたちが何もいいません。
それと料理人におじさんがいました。
印象度：☆☆☆☆
日本語度：無理
反日デモの後のシンセンへ行く
昨年は「シンセンへ強勢出撃！」という威勢の良さでしたが
今年は「シンセン隠密行！」です。
反日デモ、なかでもシンセンは激しいと聞きますが、
なじみのお茶屋へは、行かずにはいられません。
お土産を持って。
虎穴にいらずんば虎子を得ず、
シンセンに行かねば、いいお茶は得ることができません。
知人たちは
「悪いことは言わないから、行かない方がいい」
と言われました。
実際、殴られたり、ラーメンを掛けられたりと訊いています。
大丈夫と言ってくれたのは、小梅茶荘の番頭さんだけ。
香港のT村さんは
「NHKの街頭インタビューも大丈夫だったよ」
と聞いていました。
でも、見せてくれたSEIBUの惨状はすごかった…
国慶節は終わったので、反日デモはしないでしょう
国慶節は危ないだろうという予想のもと、火曜日に行こうと考えました。
でも、茶葉世界はやっているのかなあ。
「I hate 大陸人」
と書いたプラカードを持っていなければ大丈夫と思い、
恒例の唯一麺家で朝食を食べて、姿飯を買い、
MTR、東線でシンセンへ向かいました。
まず気を付けたのは
「日本語を話さない」
「帽子はかぶらない」
「アロハは着ない、Tシャツ」
「何か言われたら韓国人だということ」
（このアドバイスは、秦さんからです。）
イミグレでも日本のパスポートは係官に出す時だけでしか見せません。
ようやく、羅湖の地に立ちました。
人通りの少ないところを足早に茶葉世界に向かいます。
途中、ところどころ視線が追いかけてきます。
日本人と判ってるな・・・と思いつつ、
茶葉世界へ着きました。
シンセンの茶葉世界 心和茶荘
隠密のように、茶葉世界に潜入した一日一茶と飲太、
この時間に開店しているのは、心和茶荘だけ、と思い、
足早に、心和茶荘へ向かいました。
潮汕鳳凰海源茶廠は開いていません。
李さん、のんびりしています。
心和茶荘を見ると・・・詹さんがいません。
このお姉さんも、詹さん・・・
しまった、名刺と写真は持ってくるべきですねえ・・・
いろいろ聞いても、詹さんのことはわからず仕舞い。
確かに店の様子も変わっています。
仕方なく、お姉さんにポウレイ茶を買いに来たんだよ・・・
と話をし始めました。
飲む？ということでお茶をいれてくれました。
なんと、煮水器は銀！
しかも、このお姉さん、蓋碗を使うときは
お湯のあて方を工夫します。
ちょっと、びっくりです。
みなさん、意外と雑にお湯を注ぎますが
このおねえさん、ソフトにお湯を注ぎます。
これまで見たことがありません。
いいものを、餅茶を崩して飲ませてもらい
値段を聞くと、軽く予算オーバー。
次のお茶は予算内ですが飲ませてもらいました。
今度は茶壺を使います。
フム、雑味があるんだろう・・・
予想通りです、茶壺でも微妙に感じる雑味があります。
使う茶器とお湯の注ぎ方で、出してくるお茶の特性が判ります。
まあ、テクニックに走ると読まれますねえ。
次に勧めてくれたのは今年の新茶。
これは120ＲＭＢと予算内です。
新茶にしてはすっきりとした味わいでした。
これは寝かせるといいお茶になりそうだと
二枚買いました。
このお姉さん、途中からipadを使い、
自分の話を日本語に翻訳して読ませてくれます。
初めてで、ipadでお茶の話をするなんて・・・
でも、この店のポリシーは餅茶1枚売りなんです。
散茶の量り売りは非常に少ない・・・
印象度：☆☆☆
日本語度：無理
シンセンの茶葉世界 潮汕鳳凰海源茶廠
シンセンの茶葉世界に行くのは
鳳凰単[木叢]と龍井を購入するためといっても過言ではありません。
ところが 潮汕鳳凰海源茶廠の李さんは
やってくるのが遅い。
ところが、シンセンのイミグレは、曜日と時間では
混むので、早朝に通り抜けたい・・・
心和茶荘で、ポウレイ茶の品定めをしている最中に
李さんがやってきて開店しました。
振りむくと、「おお、来たわね」という顔つきでした。
今年の餅茶を2枚買い、心和茶荘を辞すると次は、李さんの潮汕鳳凰海源茶廠です。
と言っても、真ん前なんですけどね。
（これは昨年の潮汕鳳凰海源茶廠です）
店のたたずまいは変わりません。
まず、禮品（お土産）を渡して、
ひそひそ声というか、筆談で、
「前の心和、どうしたの？」と訊くと
老板が変わったとのこと・・・
そうか、経営が変ったんだ。
確かに店構え、少しすっきりしてるもんなあ・・・
三原単[木叢]の有無を訊くと「ある！」とのことです。
昨年の訪問は6月だったので、手に入れることができませんでした。
まず、お目当ての三原単[木叢]を！と頼むと、いれてくれました。
実にさっぱりして味わいですが鳳凰単[木叢]らしさも感じます。
飲太も気に行って、これは2両買いです。
李さんに「お奨めは？」と訊くと
[0烏][0東]百年老樹蜜蘭香をいれてくれました。
甘さもありますが、強さもあります。
店の中で「陳年」の字を見つけて
これって、去年あったっけか？と思い、訊くと
「30年ものと15年ものがあるのよ」
と出してくれました。
好みのお茶のオーラ！を感じます。
ちょっと撚りが細かい。
これが30年前の鳳凰単[木叢]か！
いれてもらったのですが、これが甘い。
しかも強さがありません。
でも、飲むと体が火照ります。
鳳凰単[木叢]の陳年は、意味がない・・・
という意見がありますが、
そう、いわれれば、鳳凰単[木叢]らしさは
影をひそめているので、まあ、わからないわけではありませんが
この甘さだけは、いいな。
飲太も気にいり、これも2両買いです。
李さんに
「今年の蜜蘭香は？」
両替をあまりしてこなかったのと
龍井堂での買い物もあるので、
お金ないんだよ・・・というと
李さん、缶に[0烏][0東]百年老樹蜜蘭香を詰めて
「持ってって！」
隠密のように、シンセンの街をあるいても、
潮汕鳳凰海源茶廠に来てよかった！
と、ちょっと涙でそうになりました。
家内と店を辞しました。
もちろん、来年くるね！と伝えてです。
印象度：☆☆☆☆
日本語度：無理
シンセンの茶葉世界 龍井堂
潮汕鳳凰海源茶廠の李さんを辞すると次は龍井堂です。
今年の龍井を買わないと、行くと、老板の王さんがいました。
「ネイホウ」と言うと
王さん、こちらを見て、
一瞬ポカンとした顔でした、
「おお、日本人」と思いだしたようです。
もしかしたら、「エ、来たの」かもしれません。
店の中にいた他のお客さんはスーッと出て行きました。
この時勢なので・・・
お土産を渡し、
今年は梅家[土烏]がほしいと伝えると
冷蔵庫から出してくれます。
箱には星が7つ・・・
他に西湖と買い、チェックをしようとすると
「今年は秋茶があるぞ」
と王さんは言います。
龍井の秋茶！
飲んだこと無い！
まあ、春茶に比べると、キレのある味わいです。
こんな味わいなんです。
秋茶でした。
秋茶あるってことは、冬茶もある？
印象度：☆☆☆☆
日本語度：無理
尖沙咀 星座[シ氷]室
尖沙咀の金巴利道、ミラマーの隣に大都酒店という
怪しげなホテルがあります。
その一階は、中古のカメラショップが軒を連ねています。
一番奥には、階段があり、そこから地下に入ります。
実に怪しげな雰囲気です。
その奥にある星座[シ氷]室。
その昔、氷が貴重品だったころ
冷たい飲み物を供するところが[シ氷]室と聞いています。
ここは飲太に教えてもらいました。
ペニンシュラの「半島心 香江情」に掲載されているのです。
http://chinatea.at.webry.info/201107/article_93.html
あるペニンシュラの従業員が、ここきて、カメラをみて
この星座[シ氷]室で、トマトと卵の和え麺を食べるのが楽しみ。
麺はいろいろ選べます、出前一丁を頼むと最高です。
卵とトマトの酸味と麺がこんなフィットするなんて
ちょっと、眼から鱗です。
トマトもこの通りです。
この麺の人気が窺えます。
出前一丁もです。
雰囲気も、隠れ家チックで最高ですが、
ここはカップルできて、密やかに食べるのがモット最高です。
飲み物も頼んで・・・
印象度：☆☆☆☆
日本語度：無理
この星座[シ氷]室、香港路地的 裏グルメの[シ氷]室礼賛の特集には
掲載されていません。何故？
尖沙咀で味わえる古きよき老舗です。
大陸人がイパ～イの星光大道を往く
国慶節のときは、ここから花火を見ました。
昼間、ブルース・リーの銅像を見たいと思い、家内とやってきました。
大陸人がイパ～イ。
99％は大陸人ではないでしょうか・・・
欧米人は悠然とスタバのテラスでビールを飲みます。
涼しい北東の風に当りながら、港九海峡と大陸人を見て、ビール・・・
なんともいえない味わいでしょうね。
そういえば、ディスカバリーチャンネルで
中環に、ニューディスカバリー？という
ビールが飲めるテラスがあるらしい、
ビール飲むなら、そっちの方がいいでしょうね。
佐敦 義順牛[女乃]公司
澳門にある牛乳プリンの店の香港支店。
彌敦道から佐敦道との交差点を左に曲がり、
一つ目の疵利金街を左に曲がると右手に牛の看板が見えます。
香港にきたら、必ずやってくるのがこの義順牛[女乃]公司の本店。
おじさんもおばさんも元気。
あら、来たわねとおばさんも会釈してくれます。
馳名雙皮[火敦][女乃]の凍を注文。
今年は1碗25HK$に値上げしていました。
でも、この柔らかさ、変わりません。
美味しい。
これがまた、一年食べられないのかと思うとホント悲しい。
日本に進出してくれないだろうか？
これは澳門 新馬路の義順の牛乳プリン。
はあ、雙皮じゃない。
義順は澳門から始まっていますが、
佐敦のほうが美味しいと思います。
こちらは22HK$だったかな。香港より安い。
脚底按摩
返還当時に比べると確実の値下がったものがあります。
それは足裏マッサージ。
2002年ころでも300HK$はしていました。
いまでは98HK$・・・
でも、ここの足裏マッサージ、ぜんぜん利きません。
むしろ、脚で背中を踏んでもらうほうが聞きます。
230HK$！
首の凝りが一日だけは無くなります。
この店、角質化した踵を削るサービスもあります。
それも足裏マッサージの最中にやってくる商売の上手さ。
3つやっても500HK$も行きません。
カードも使えますし。
歩きつかれた帰国の前日の夜にはいいかも。
尖沙咀 發記甜品 Lucky Dessert
マッサージの後に、プラプラしていて見つけたのが發記甜品。
昨年行った深井にあった發記甜品 Lucky Dessert の尖沙咀支店が
出来ていました。
今はシンガポールにもあります。
涼粉が食べたくて、
マンゴーとストロベリーの涼粉を注文しました。
飲太はマンゴーのプリン？アイスクリームだったと思います。
なんか、本店に比べると感激がありません・・・
ドリアンのパンケーキだったか？
本店にはあった、日本語メニューがなかったような・・・
それに空いていましたね。
遅いせいか？今日から仕事でしょうし、香港人は…
Openrice
http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=118404
印象度：☆☆☆
日本語度：無理
MTR尖沙咀A2出口から、尖沙咀東方面への道、堪富利士道を東へ行き、
5差路の角を、ボディショップの横の寶勒巷（プラットアベニュー）に、
ガンドンホテルの先にあります。
尖沙咀寶勒巷22-24號地下
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